-------2016年2月14日の記事の修正。-------

強迫症/強迫性障害(OCD)を、テレビ番組で取り上げられることは、めったにない。
ただ、稀にそういう企画があって、以前は、番組制作者が検索して、私に問い合わせてくることがあった。この頃は、ほとんどないが。

2011年、NHK-Eテレ「ハートをつなごう」に出た
この番組は、当事者主体で、どちらかというと若者向けの番組なので、若いOCD患者さんを紹介してほしいという連絡がきた。
そこで、担当者と打ち合わせをした後、チョコさんとけいと君に打診し、番組に出てくれることとなった。チョコさんは、当時、東京OCDの会に関わっていたが、私は、東京OCDの会という団体ではなく、チョコさん個人に、番組への協力を打診した。それを誤解した人がいたことを、後で聞いたが、事実はそうなのであった。

そして、番組担当者から私にも出てねという話になった。
この番組は、当事者主体の内容になるので、支援者である私の発言はあまりないと担当者さんから言われていた。番組の収録はスタジオで何時間かかったか覚えていないが、放送時間の何倍も撮り、私も度々、発言したはずであった。しかし、放送を見たら、予想以上にカットされていて、私の発言は、一言二言程度だった。(^_^;)でも、番組の主旨は、OCDという病気を知ってほしいことに尽きたので、自分がどうのこうのというのは、どうでもいい。

ちなみに、このときは精神科医の清水先生と同じ色のシャツで、色がかぶったのと、収録前にシャツの脇の下見たら、汗っかきの私は、すごい汗で、ジャケット持ってくればとちょっと後悔した。

この番組ではけいと君が、OCDお話会のことを、よく紹介してくれたおかげで、この直後は、参加申込者が急増してしまった。そのため、それまで月1回だったお話会では間に合わず、しばらくの間、月に2,3回に分けて開催して、参加者を分散させた。2011年7~9月は、各回の予約が30名前後、でも実際に参加したのは1回につき20名前後であった。

2012年NHKの「あさイチ」でも、OCDを特集していただいた。
この番組は、長い時間かけて、丁寧に病気を扱ってくれた。ちなみに、この番組に録画で登場してくれた患者さん3名は、私が紹介した人たちではなかった。
私も出演し、生放送なので、発言もカットされずに、そのままオンエア。(^^♪
ちなみに、あさイチのときは原田先生と、服がかぶらないよう、こげ茶のジャケットをはおっていったわけ。ちょっと学習したわけだ。(笑)
2012年10月08日の当ブログにも「「あさイチ」特集:強迫性障害 その後」を書いた。

2016年1月の栃木県でのひきこもり家族会の方が、OCDについての講演会を開催してくれて、行った。その依頼してきた人も、この「あさイチ」の放送を見て、話をしに来てほしいと思ったと言っていた。テレビのおかげで、ご縁ができたわけだ。ひきこもりの家族は、高齢化が進んでいるし、地方では、こういった病気の情報や専門的な診療にアクセスできる手段が限られるので、困っている人は多いはずである。

テレビ局の番組担当者さんは、OCDを企画すると、たいてい症状を抱えている患者さんを紹介してほしいと要望してくる。しかし、これに答えるのは、次の3つの理由から非常に難しい。
1)精神科医療なので、患者さんの精神状態に影響のあることは避けなくてはならない。

2)大半のOCD患者さんは、他人に自分が強迫行為をしているところ見られるのを嫌がる。

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しかし、テレビの制作者さんは、OCDによって手洗いや確認を何度もしている姿を映像で撮りたいという要望をしがちだが、患者さんで、その要望に応えてくれる人は、それほど多くはない。
それに、OCDという病気は、10年以上前と今とでは、かなり状況が変わってしまって、現在、私のカウンセリングやOCDお話会に来る患者さんでは、半年から数年以内に症状が改善してしまう人がざらにいる。そのため、慢性の障害とは異なり、本人が症状を抱えた状態でいる時期と、テレビの依頼が来た時期とで一致すること自体が難しい。

3)OCD関連のニュース番組では、患者さんを紹介した後、私が関わることはできず、放送された内容を見ると、疑問なことが度々あった。
2012年の「あさイチ」では、放送の前日にリハーサルをし、その中で誤解を招きかねない部分をスタッフに修正していただいた。しかし、その後、打診があったニュース番組では、私がそのような介入ができず、ニュース制作者が独自で番組を作りたがる傾向があり、オンエアしているのを見ると???(¬o¬)----☆ 怪しい・・・ていうことが、しばしばであった。
マスコミが医療を扱うのであれば、放送前に専門家による医学的な確認を行うべきだと思う。

先日(2019年9月15日)、フジテレビの「Mr.サンデー 医師たちの闘いSP」で放送されたOCDを取材した部分も、いくつか疑問なところがあった。
番組で放映された曝露反応妨害のシーンを患者さんが見て、治療を受けたいと思う人がどのくらいいるだろうか?かえって、治療への抵抗感が増し、困った患者さん、ご家族もいるのではと思う。OCDsupportのTwitterにも書いたが、あのような行為をしない行動療法の専門家も多いのである。
しかし、Twitterなどネットでの反響を見ると、やはりテレビの影響力は大きいと思う。

OCDという病気と、それを抱える人と家族の困難を社会の人に、より知ってもらいたいという思いは、常にあるけれど、現実的にどういう手段がいいのか、難しいと思う。

アメリカ、イギリスのOCD団体は、社会に向けて、PR活動を盛んにしている。
今年も10月の「OCDを知る週間」に向けてなんか企画したいなと思うが、準備が間に合っていない。何かできないものか?

テレビ局などマスコミに要望するという案も考えられる。
たとえば、10月に限った話ではないが、NHK「あさイチ」は、OCDに限らず、メンタルな問題をたまに扱ってくれて、良質の番組を制作しているようだ。でも、朝の番組なので、見逃す人も多いだろうし、過去の番組をぜひNHKオンデマンドで、いつでも見られるようにしてくれるといい。これは、受信料を払っている国民に、福利をもたらすサービスになると思うので、皆さんNHKに要望してください。(^O^)


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