40年前に大ヒットした映画・・・DVDを借りてきて、見て、よかった。

予告編とテーマソングは、誰でも知っている有名なシーンがたくさん。
ボクシングのシーンは迫力があった。


ネットで調べると、脚本と同じスタローンが30歳の時の作品。若い。
ヒロインのタリア・シャイア・・・フランシス・コッポラ監督の妹だったと、これも初めて知るが、脚本と同じ30歳。
内向的で、要領がよくない女性という設定がいい。

そして、その兄は、感情の起伏が激しく・・・いわゆる切れやすい人。
スタローンは、この脚本を3日で書いたそうだが、30歳にしては、よくこういうドラマにあった人間を書けたなと思ったら、、彼のインタビューで「僕の父親はランボーみたいな男だった。乱暴で、タフなハードワーカーだよ。ランボーの性格も行動も、父親を思い出して書いたものだ。」
とあり、なるほど・・・。
ボクシングを扱っているが、人間模様を描いたドラマである。

彼は元々、舌足らずな発音と下唇に軽い障害を持っていて、子どもの頃はいじめにあい、素行不良。
しかし、10代でボクシングを通じて、体を鍛え直したという。
若いころ、自分の苦手な部分を克服した経験は、その人の財産となることが多いが、彼もそのパターンかなと思った。

彼女エイドリアンに交際を求めるときは、けっこう積極的である。
・・・ただ、女性の側からすると、こういう男性は、交際時は情熱的、一途などと思うかもしれないが、結婚後は、うまく行くパターンと、そうでないパターンとがあるので、注意した方がいい。

あと、主人公も、ヒロインは最初は兄と暮らしているが、30歳で独身でも、親と離れて暮らしている。
親と同居では、こういう物語にならない。
今の日本社会とは、そこらへんが違うなと思う。 

スタローンのその後の人生がどうあれ、この映画も彼自身も「アメリカン・ドリーム」を実現したヒーローである。
・・・というか、ゴロツキの生活から、愛ある世界に這い上がってきたところが、今も輝きがある映画だね。


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