昨夜、京王線の車内で、刃物をもった男性が、乗客を刺し、何らかの液体をまき、17人が重軽傷を負った事件があった。そのため、電車は、調布市の国領駅に停車した。

事件があった時間に、私は、別の電車だが、京王相模線に乗っていた。社内のアナウンスでは、「国領駅で、お客様対応があった」とのことで、私の乗った電車は、京王稲田堤駅で止まった。後で、思えば、このときに南武線に乗り換えていれば、よかったと思ったが、「お客様対応」ならすぐ動くだろうと思って、待っていた。
次に、電車は、多摩川を渡って、京王多摩川駅まで進んだ。そこで、また停車した。今度は、なかなか走らない。社内のアナウンスは、「お客様対応があったため、京王線は**駅から**駅の間で停車している」というような主旨だった。そこで、降りた乗客もいたが、車内に残っている乗客も多い。
スマホで、Twitterで、京王線と検索しているうちに、事件があったことを知った。前の座席に座っている人も、ニュースを知って、話していた。
京王多摩川駅は、他の電車に連絡していない。代替輸送を利用できない場所なのであった。
自宅までは、4,5kmあった。スマホで、バスを探した。そうしたら、調布駅南口行きのバスが、駅の近くから乗れることを知った。バスの時刻もわかるので、こういうときにスマホは便利である。30分以上待っても、状況は変わりそうもないので、駅を出て、バス停に向かった。そして、調布駅南口から、次のバスに乗り替えたが、バス停もタクシー乗り場も行列ができていた。空では、ヘリが付近を飛んでいて、その音が響いていた。
後で知ったが、電車が動き出したのは、翌日の午前1時20分ごろだそうで、他の乗客はどうしたのだろうと思った。

事件は、毎日新聞によると、「京王線の車内で乗客、70代男性は刺されて意識不明の重体、他に10~60代の男女16人が、撒かれた液体などによって傷害を受けたようだ。
逮捕された容疑者(24歳・男性)は、今年8月6日に起きた小田急線刺傷事件を参考にして、火をつけたそうだ。
事件の起きた車両は、特急で、明大前から調布まで止まらない。小田急線の事件も快速急行の中でだった。今日の産経新聞によると「駅と駅の間の走行時間が長く、犯行に適していた。小田急線の刺傷事件を参考にした。」そうだ。

小田急線の事件では、容疑者は「幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思うようになった」と言っていたそうだが、犯行の前に、万引きをして、それを女性店員に摘発されたことへの恨みがあったようだ。京王線の事件では、産経新聞によると「仕事で失敗し、友人関係もうまくいかず、死にたかった。自分では死ねないので、2人以上殺して死刑になりたかった」と述べているそうだが、事件に巻き込まれる人、家族にとっては、たまったものではない。

こういう他の人への危害や、反社会的な行為に駆られてしまう精神症状を抱く人は、ごく少数だがいるのも事実だ。ただ、こういう事件は、感情的な面もあるが、容疑者が、それなりの準備をして、計画も立てているケースが多い。

20211102koまた、こういう物騒な事件があると、人々に不安は伝わる。時間がたてば、やがて平穏が戻ると思うので、時間がたつのを待ってほしい。そして、物騒な事件が起きない、安全な日常を感謝したい。

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