今日は、埼玉県の大宮に行ってきました。
父の退院後のケアの方も、ようやく落ち着いてきたし、陽気がよくなってきたので、日帰りでどっかに行きたいと思っていたためでした。かといって、まだ新型コロナ禍なので、誰かと会うわけでもなく、屋外でちょっと日常から離れてみるためです。

埼玉県の大宮駅は、これまで通過することはあっても、降りたのは、たぶん初めてです。
大宮の由来である氷川神社に行ったのも、今日が初めてでした。地元の近くを通る人見街道は、東京都府中市の大國魂神社と、杉並区の大宮八幡とを結ぶ道でした。しかし、その後、埼玉県の氷川神社まで道がつながっていたらしいのです。昔は、東京も埼玉も武蔵国内であり、その国府があった府中と、東京、埼玉の各地とは古代から道、もしくは水路でつながっていたのでした。江戸時代になって中山道という日本橋からの道ができる前から。そんなことから、氷川神社に興味をもったわけです。
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大宮は、鉄道ができる前から交通の要所であっただけでなく、氷川神社ありきの門前町だったのだろうという作りです。鎌倉の鶴ケ丘八幡宮のように参道が、とても長いです。


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そして、境内も広くて、緑も豊か。




20220411oom03奥に蛇の池という、湧水がありました。
東京や埼玉の元武蔵国の地域では、湧水がある場所に古代からの神社仏閣があるところは多いです。深大寺、井の頭公園の弁財天・・・飲み水がないと、生活も農業もできないので、深い井戸を掘る技術がなかった時代は、貴重だったのだろうと思います。

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そして、蛇の池の下手に池があり、その宗像神社に水辺の神様である弁財天が祭ってありました。



大宮で昼食を食べて、東武アーバンパークライン(野田線)で、豊春駅に行きました。
20220411oom05坂東巡礼の12番目の札所である、さいたま市の慈恩寺に向かうためです。
豊春駅から片道20分近くを歩きます。のどかな郊外と住宅地を経て、慈恩寺の近くに県立高校があるのですが、そこの生徒さんたちと、よくすれ違いました。ここの生徒さんは、毎日、こんな長距離を歩いて、健脚ですね。


20220411oom06坂東の巡礼での寺院は、観音様がご本尊です。納経しました。
ここも今でこそ、住宅も多いのですが、20世紀前半までは、人口の少ない農業地帯だったはず。寺の奥は、墓地ですが、江戸時代以前の石碑も多い。
古くから観音信仰が行われてきたのだろうと思いました。





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